令和6年6月16日
SAPPOROテイネトレイルスーパーロングの部(50km)に出場しました。

スーパーロングはロングコース(34km)、ミドルコース(16km)を足したコースとなっており、手稲山頂上まで3回登る(累積標高2,881m)という過酷なコース。
何より34km走破してスタート地点に戻ってもう16kmというのが精神的にキツいコース設定です。

天気予報は雨でしたが15時以降に強まるとのことでした。
目標タイムを6時間として午前7時スタートなので雨に当たらずゴールできると思っていました。

トレイルランは2017年に大雪トレイルの80km以来2回目の出場となりますが、今シーズンの調子からいってもうまくいけば上位に入れると思っていました。

午前7時スタート。

序盤は抑え気味に行こうと10番目くらいに着くことができてました。

最初の手稲山頂上に到着。

ここから下りが8kmくらい続くのですがどんどん抜かれ、抜かれまいと焦ってスピードアップするも抜かれてしまい、石に足を取られて捻って捻挫気味に。

それでも痛みを堪えながら走っていたら麻痺したのか痛みを感じなくなっていました。

下りが終わり今度は約4km続くアップダウンの激しいコースへと突入。途中橋が架かっている川がありその中の一つ、丸太橋で転倒して危なく川へダイブするところでした。

そしてヘロヘロになりながら手稲山平和の滝登山道入り口に到着。ここから頂上までの約5km。地獄を見ました。

特に岩ゴロゴロのガレ場は意識が朦朧として、間違えて後ろに倒れたら大怪我に繋がる恐れのある危険な箇所だったのでかなり慎重に進み、ここでもどんどん抜かされて行きました。

そして2回目の頂上到着。
ここからまた8kmほど下りが続きますがここで16kmの選手と合流。後ろからどんどん来るので道を譲るため立ち止まりかなりのタイムロスに。

一層ヘロヘロになりながら8km下り終え登りに。しばらく登坂でしたがそのうち登り階段地獄に突入。
ここでまたアクシデント。両脚が攣ってしまい全く動けない状態になりました。5分くらいコース傍に逸れて痛みと戦いましたが良くならず。

このまま棄権することを考えましたがここで自分の体を使って人体実験。
攣っている筋肉をほぐしながらなら歩くことはできるのではないかと・・・

やってみたら痛いながらもなんとか歩くことが可能となり、徐々に攣りも解消することができました(苦笑)
が、おすすめはしません。

なんとか誤魔化しながら34km地点のスタート場所へ到着。ここですでに5時間25分。
ここから16kmを当初目標の6時間切り、30分以内は100%無理ということになり目標を7時間30分以内、悪くとも8時間以内に設定しました。

ここまでは雷は鳴っていましたが雨にはほとんど当たりません。しかし3回目の頂上到着後に突然の雷雨に。しかもゲリラ豪雨並みで全身がベチャベチャになり風もあったので体が冷やされて走っているのに寒さを感じ始めました。
そしてトレイルは田んぼ状態で足が取られて思うように走れない状況になりました。
本当はレインウェアを着れば良かったのですがとにかく時間がもったいないということもあり走り続けることにしました。

42kmのエイドステーションで6時間54分。残り8kmをキロ7分でも8時間切りを達成できると思いちょっと余裕が出てきました。

それでもなるべく早くゴールをしたいという思いでがむしゃらに走ったのですが、またまた階段地獄で足が攣り、今度は必殺の足攣り対処法を行なったのですが走ることはできず。回復後もペースが上がらず迎えた48km地点で7時間50分に。
ここで8時間切りは無理と判断して怪我をしないようにペースダウン。

ゴールタイム8時間8分5秒

初めてのSAPPOROテイネトレイルスーパーロングは終了しました。
昨年までは8時間以内という厳しい時間設定だったので昨年ならDNFとなっていたところでした。

ゴールをしてすぐはあまりの過酷さに2度と出場しないと心に決めたはずが、今はどうすれば8時間を切れるか考えています。なので多分来年も出場すると思います(笑)

今日は大会の翌日ですが太ももの前面が痛すぎて階段を下るのにかなり時間を要しています。

そして余談ですが、大会当日朝体重は60.4kgだったのが57kgになってました。

テイネトレイル恐るべしです(苦笑)

次回出場大会は、7月7日ピンネシリ登山マラソン30kmの部です。昨年優勝をした大会ですが、なんと今年で幕が下されます。
何とか有終の美を飾りたいと思っています。

※SAPPOROテイネトレイルのコースとタイムはこちら