令和7年10月19日

2025羊蹄山麓ウルトラオリエンテーリング100kに出場しました。

マラソンとオリエンテーリングの違いはタイム計測に絞ってざっくり言うと、計測器を通過する時に正式タイムが計られるのがマラソンで計測器を計測用機械の上に置かないとタイム計測が行われないのがオリエンテーリングといった感じです。

あとはマラソン大会ですと大会主催者側で給水や食べ物を提供するエイドステーションが設置されますが、オリエンテーリングは主催者設置が一切無いので全て自分で運ぶかコンビニ、自販機、湧水を利用しその都度確保しなければなりません。

また、コース上には一切道標が無く地図を頼りに走らなければならないので交差点で迷ったり、間違えた道を行って引き返したりいらない労力も使います。なのでマラソン大会より過酷です😅

コースはルスツリゾート遊園地内をスタートして真狩村、喜茂別町、京極町、倶知安町、ニセコ町、蘭國町を通る羊蹄山の周りを反時計回りルートです。

この大会、コロナ禍真っ只中の2020年に第1回目が開催されて今回が6回目。

私は第1回から毎年出場をしているので6回目の出場となります。

コースはとにかくアップダウンが激しくて累積標高が1,450m、しかも深夜0時スタートなので毎晩9時に寝ている私にとっては体にはあまりよろしくない大会です😆

今回、丘珠ウインズメンバーも多数参加しました。

一昨年、昨年と総合優勝をしていて今年優勝すると3連覇を果たすことになります。

一昨年10時間19分、昨年10時間18分でしたので今年はサブ10目標!

10月19日深夜0時 ルスツリゾートをスタート。

留守都村から真狩村までの道はところどころ街灯があるのですが、真狩村から京極町に向かう道は農道です。

ほぼ街灯がないところをヘッドライトを頼りに走るのですが、一昨年昨年はそこを一人で走って恐怖を感じていました。

何が恐怖かというと幽霊とかではなく、とにかく熊が出てこないかと心配でした。

最近は札幌でも毎日にように熊出没の報道が出ており例年以上に心配でしたが、丘珠ウインズメンバーが同じくらいのペースで並走してくれたので不安なく走ることができました😊

30km地点でメンバーはローソンで補給するために寄ったのでここで別れました。

ここまでは先頭を走ってましたが、京極町道の駅でトイレを済ませている間に一人に先行されたようでした。

「よう」と思ったのは暗い道なので前に人が走っているようないないような…はっきり確認できてませんでした。

30km地点からは一人旅が始まり、長い直線道路で前を見ても誰もおらず、後ろを見ても誰もおらずといった状況が80km過ぎまで続きました。

そしてもう直ぐ真狩村に入る手前くらいで後ろを振り向くと、なんと3人トレランザックを背負ったランナーが迫って来てました😱

この時余裕をかまして歩きながら補給食を摂っていたので慌てて走り始めました。

後ろから3人ということは抜かれると確実に3位以内は消滅する事態となります。

見えなかった距離から一気に距離を詰められるということは余力があって、抜かれたらもう無理です😭

必死に走りましたがどんどん差が詰められて万事休す!

ところがなんとその3人、大会には出ていないトレーニングをしているランナーさんでした🤣

その3人の方、話しかけてくれて

3人「後ろを振り返って急に走り出したので、我々を大会出場者と勘違いしましたよね?」

私「実はそうだと思って焦りました」

3人「やはりそうでしたか(笑)この時間でここまで来ているということは速いですね。頑張ってください」

正直ホッとしたと同時に余裕をかましている場合じゃないとまた必死に走り始めました😅

実はこの時までは前にだれもいない、自分は先頭なんだと思い込んでいました。

そして真狩村から留守都村に続く約10kmの上り坂。

前を見るとトレランザックを背負った方がおりました。

また地元の方がトレーニングをしているのだろうと徐々に距離を詰めたところ、なんと先頭のランナーでした😳

抜く時に「先頭ですか」ときくと「多分…もう限界です」と言っていたような…

抜いた後はもう抜かれたくないという一心から力を振り絞り、何度も振り返りながら何とかゴールのあるルスツリゾートに到着。

ゴールタイム10時間20分36秒

サブ10は逃しましたが

優勝!

そして3連覇‼️

することができました🎉☺️

今回のようなレース展開は初めてで、毎回ラスト10kmの上り坂で歩いたり、走ったりを繰り返しておりましたが、今回はしっかり走り切ることができました。

タイム目標のサブ10は達成できませんでしたが優勝できて3連覇となったことで大満足です😆

また来年も出場予定です👍

※丘珠ウインズの皆さんお疲れ様でした。過酷なコースで大変だったと思いますがまた来年も一緒に出場しましょう☺️